バイナリーオプション規制とは?バイナリーオプションのFX化!
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「バイナリーオプション規制とは」一体何なのか?この先バイナリーオプションでトレードをしていこうと考えているのであれば、バイナリーオプション規制の内容を十分理解しておく必要があるのです。
目次 [非表示]
1 バイナリーオプション規制とは?
1.1 例えば、GMOクリック証券の場合
2 バイナリーオプション規制適用までの流れ
3 バイナリーオプション規制の内容
3.1 1.取引期間が長くなる。短期取引のハイ&ローの禁止
4 2.「総取り」の禁止
5 3.払い戻しが変動制
5.1 GMOクリック証券(外為オプション)の場合
6 4.2WAY方式による価格提示
7 まとめ
バイナリーオプション規制とは?
バイナリーオプション規制とは
元々、日本のバイナリーオプションを提供している業者も、現在の海外のバイナリーオプション業者と同じように「High&Low」という短時間取引が主流となっており10分後に購入時点の価格よりも、上がるのか?下がるのか?を予想する取引でした。
(例)GMOクリック証券の場合
15:45現在のレート:148.974円で購入 →15:55になった時に148.976よりも下がっているか?それとも上がっているか?を予想する投資となっています。予想が的中すれば、購入額の1.85倍で払い戻しされます。
様々な業者がバイナリーオプションを提供しているが、業者によっては、0分よりも短い時間で取引をすることもできたのです。
実は、問題視されたのが「ギャンブル性(投機性)が高い」部分となっています。バイナリーオプションは予測ができる投資とはいえ、丁半の様なノリでできるものでもあるからです。
これを受け、バイナリーオプションのギャンブル性を下げる為、サービス改定が適用されることになりました。これがバイナリーオプション規制となっています。
バイナリーオプション規制適用までの流れ
2012年年末:バイナリーオプション業者によるワーキンググループの設置
2013年:ワーキンググループによる自主規制に関する最終報告
2013年7月3日:内閣府令によって公的規制が導入
2013年7月18日:金融先物取引業協会より、ガイドラインが発表
2013年8月1日:内閣府令によって公的規制が施行
2013年8月1日:現行ルールでのバイナリーオプションへの新規参入不可
2013年11月30日:現行ルールでのバイナリーオプションが停止
その流れでバイナリーオプション規制が導入されました。
バイナリーオプション規制の内容
1.取引期間が長くなる。短期取引のHigh&Lowの禁止
【規制前】
最短2分、5分、10分
1営業日に設定できる判定時刻の最大数は100回以上
【規制後】
判定時刻の2時間以上は間隔をあけ、1営業日に設定できる判定時刻の最大数は12回。
取引回数を削減させることでギャンブル性を減らしていくことを狙いとした規制です。
判定時刻もスピードくじのように1,2分の短時間で結果が出るのではなく、2時間後に結果が出ればギャンブル性は少なからず下がっていくと判断しているのです。
結果、短期取引のHigh&Lowはできなくなったのです。
2.「総取り」の禁止
【規制前】
Highでも、Lowでも、なく、判定時間にこの価格帯になったら「負け」といったバイナリーオプション業者のみが得するレンジ外の設定がありました。下記の例で白いラインです。「15:55の時点で148.976よりも下がってるかあがっているか?」の間の価格帯です。
【規制後】
レンジ外の設定不可
規制後は投資家の有利になると言えます。
3.払い戻しが変動制
【規制前】
予想が的中すれば1.85倍(GMOクリック証券)
予想が外れれば負けとなり0円
【規制後】
どれだけ予想が的中したかで、ペイアウト倍率が変わる。
変動幅に合わせて、ペイアウト倍率も変わっていく仕組みになりました。つまり、これはFXとほぼ同じになると意味しています。購入価格からどれだけ予想通りにレートが動いたかで払い戻し額が決まります、よって、以前のような2択の取引ではなくなったのです。
GMOクリック証券(外為オプション)の場合
結局、変動するのであればFXでも、バイナリーオプションでも、変わらなくなってしまったのです。
4.2WAY方式による価格提示
【規制前】
価格は一つの価格のみ
【規制後】
価格は「買い」と「売り」の2WAY
前述した通り、ペイアウト倍率が変動してしまうFXのような仕組みになってしまったため、「買い」と「売り」の2WAYの価格表示が必要になってしまったのです。
まとめ
バイナリーオプション規制というのは
バイナリーオプションのFX化と言っていいでしょう。
価格変動の変動幅で払い戻し額が決まるのであれば、FXをするのと違いはないのです。
バイナリーオプションはレバレッジという言い方をしないだけですが、レバレッジがあるFXとほぼ同じ仕組みになっているのです。
今までのバイナリーオプションはHigh&Lowのどちらかで、負けて0円になるか勝って2倍になるかという分りやすさが皆無になってしまったのです。
このバイナリーオプションがきっかけとなり、依然と同じ仕組みでトレードができる海外バイナリーオプション業者が主流となってしまったのも、当然のことなのです。